宦官に不眠の踊天花粉 田中泥炭『俳句』3月号

 宦官に不眠の踊天花粉 田中泥炭『俳句』3月号


「天花粉」は彼自身が身につけているものだろうか。性を途絶させられた者に「不眠の踊」がある。そこで立ち上る汗の動物的な性の匂いが、「天花粉」の粉っぽい匂いとうち混ざる。勤仕の緊張は休まることなく続き、狂乱の儀式めいた営為へと接合していく。

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